いまさら聞けないeスポーツってどこがスポーツ?後編

暖かかったり寒かったりで文字通り三寒四温を肌で感じられる季節となって参りました。
気付けば3月も一週間が終わり本当に時間は足りないなぁなんて思う今日この頃でございますが、
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
少し調べたところ、本当に年を取ると時間が過ぎるのを早く感じるそうで、
感覚的な人生の半分は18歳頃だそうです。
確かに小さい頃は時間が過ぎるのは遅かった気がしますが、
そう言われると大人の時間が過ぎる感覚はあまりにも早すぎる気がしますね。
校長先生の話が長いのはそのせいでしょうか(笑)

さて、今回は前回に続き、後編に参りたいと思います。
前回の記事をまだ読んでない方見えましたら、リンクから先にそちらを読んでいただければと思います。
https://kyoto-esports.org/%e8%a8%98%e4%ba%8b/2077/
前回は語源からeスポーツはスポーツなのか、ということについて考えを述べさせていただきました。
今回のテーマは、ではeスポーツって普通にゲームしているのと何が違うの?というところです。

一番の違いはどのような能力が身につくのかというところにあると思っています。
違う競技で例えるのならば、野球で例える場合、
一人でゲームしているのは、一人で壁に向かってボールを投げているだけの状態であり、
eスポーツをしているというのは、チームで野球をしている状態になると思います。
野球をしていたといわれると、耐える力がある、大きい声が出るなどのイメージを持たれる方が
多いのではないかと思うのですが、それは野球をしているからではなく、野球の練習をしている中
で身についた能力ではないでしょうか。
壁に向かってボールを投げていて身につく能力ではありません。
では、eスポーツをしているとどのような能力を身につけることができるでしょうか。
私が思うeスポーツで身につく能力は大きく分けて2つあると思っています。
一つは、自分の行動を顧みる力
もう一つは調べる力です。
現状、eスポーツは人に教えてもらうものではなく、腕を上げたいのならば自分で頑張らなければなりません。
そのうえで、自分の現状を把握し、時にはリプレイを見返したりして、反省をすることはとても大切です。
学校生活で例えるのならば、テストの反省をするようなものだと思います。
高得点を取っている人ほど、これをしているのではないかと思います。
もう一つは調べる力です。
先ほど、誰も教えてくれる人はいないと申し上げましたが、誰も答えを知らないわけではないのです。
現在のインターネット社会において、ことeスポーツで誰もわからない事などほとんどありません。
誰かが必ず答えを発信しています。
なので、後はいかに自分の課題を明確にして、それを正しく検索できるかどうかで答を得ることができるかどうか変わってきます。
eスポーツを上達させるにはむやみにプレイするのではなく、これらの技能を身につけることが必要だと思います。

このほかにも、SNSをIT系に強くなるなどの特徴もあるかと思います。
以上がeスポーツってゲームしているだけじゃないの?ということへの回答になるかと思います。
結局、何をしているかよりもそれによってどんな能力が身につくのかというところなような気もします。

というわけで今回はこのあたりで筆を置かせていただきます。
eスポーツってタイトル多すぎてもはやひとまとめにできないよなぁなんて思いながら